恋は直球か、変化球か。
私の場合はと言えば、恋はいつも直球だ。変化球は投げない。それは私がレズビアンであることと関係していると思う。
私がレズビアンだと気づいたのは小学6年のときだった。だが、私がレズビアンであることは誰にも言ってはいけないと思っていた。なぜなら、私がテレビや雑誌で見聞きする「レズビアン」という言葉には侮蔑や笑いの意味を含んでいたから。
(中略)
同級生を初めて好きになったときも絶対にバレてはいけないと、好きな気持ちは押し殺していた。大好きな女性に変な目で見られるのは耐えられなかったから……。
そうした過去の反動からか、今は直球しか投げない。いや、投げたくない。
フラれてもいい。告白できず、自分を偽っていたあの頃よりも幸せだから。(『はじめに』より抜粋)
片思い、風俗、別れ、友情結婚、セックスフレンド……人間関係や恋愛がうまくいかず、あちらこちらにぶつかりながらも、前に進もうともがいていた頃のお話です。
目次
はじめに
第1章 ストリップ・エレジー
第2章 セックスフレンドについて
第3章 友情結婚という選択
第4章 ビアン用出会い系サイトのマナー
第5章 別れ下手な私
著者/渡辺プリン
ライター。週刊誌の編集者を経て、独立。
レズビアン映画『TOPLESS』の原案を担当。
現在、ポニーキャニオンからDVDとして発売中。
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