・書くのが遅い人
・まとまった文章を書こうとしている人
・書きかけのまま止まっている文章がある人
本書は、文章を体系立ててスムーズに書くための方法でもあります。
文章はちょっと意識して書くだけで、どんどん上達します。
才能やセンスは、必要ありません。約7割が技術です。書くためのプロセスに沿って書くことで、わかりやすい文章は書けるようになります。本書では、書くためのプロセスと、ポイントに絞って解説してあります。よくある文章読本のように、文法や文体などには触れていません。文法や文体などは、人によって意見が分かれたり、言葉に対する感覚によっても異なります。また、文法的に正しくても、分かりにくい文章というのは存在します。
前半の書くプロセスでは、どうやったらわかりやすい文章を書き上げられるのかについてまとめてあります。考えや内容の整理から、実際の執筆、文章の削り方まで、ステップに沿っていくことで、スムーズに書けるようになります。ちょっとしたメールの文章でも、プロセスに沿って書いてみてください。抜けや漏れがなくなったり、誤解やよけいな手間が減るはずです。
後半では、ひとつひとつの文の長さや、読んでもらうための量や工夫についてまとめました。これは、知っていて少し意識するだけで変わってきます。
仕事でも、プライベートでも文章によるコミュニケーションが増えています。
グループウエア・メール・SNS・リモートワークなど、文章で意思の疎通をしなければならないツールが主流です。ヨーロッパでは、ヘッドハンティングの項目に「文章で円滑なコミュニケーションをとれるか」という項目があります。また、誰かを紹介する際にも、この点は確認されることがあります。
仕事をする上で「分かりやすい」・「納得させられる」文章を書くことは大切です。上司や同僚・顧客などへのメールが分かりやすければ、それだけスムーズに仕事を進められます。
本書が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
【目次】
まえがき
書く前に
・書くということ
書くプロセス編
・書くスケジュール
文章は一気に書け!
書けるところから書く
・拡散ステップ
素材集めと下調べ
資料メモの作り方
・統合ステップ
誰に書くのか
アウトラインの作成
アウトラインの誤解
アウトラインで重要なこと
・文章チェックステップ
構造のチェック
文自体のチェック
・文章を削る技術
書く技術編
・文の書き方
一文は、45文字を目安にする
音で聞いて分かりにくい表現
余白を広げる
改行や一行空きも積極的に使う
同じ表現・言葉を繰り返さない
・書き方のテクニック
相手が思う疑問や質問を先に指摘する
あなた主体、私は思うではなく
相手が使いそうな、表現を使う
脳の特性を考慮した書き方
後書き
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