hihubyouganaorinikuiriyunikibihenkaiteiban (Japanese Edition)
Por Yasuyuki Sugita
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Acerca de este libro electrónico
ニキビの薬はドラッグストアでもいろいろなものが売られており、テレビコマーシャルでよく宣伝されているものもあります。しかし、いろいろな薬を使っているのにうまくいかないという人が多いのも事実です。本書は、何らかの治療をしているのにニキビが良くならない人を読者に想定しています。ニキビの治りが悪いと感じている人の中には、ニキビについて誤解していたり、ニキビに対してするべきでないことをしている人もいるのです。本書はまず初めに、間違えやすい根本的な問題がないかどうかを確認します。そして、患者さんの症状をニキビの個々の大きさ、数、赤みの強さでグループに分け、どのような状態にはどの治療薬の効果が期待できるかについて説明しました。本書は2年前に公開した初版の改訂版です。この2年間に、日本の病院で処方されるニキビの外用薬に大きな変化がありました。最も重要なことは、過酸化ベンゾイル(BPO)という成分が処方薬として使えるようになったことです。この成分は外国では古くから使われていた成分ですが、なぜか日本ではBPOを成分とする薬がなかったのです。本書は日本ではまだ1年余りしか使われていない国際的標準薬であるBPOを含め、皮膚科の専門医がどんな根拠で処方薬を選択しているかという理由の種明かしをしています。著者は十数年前に大学病院を退職した皮膚科医歴三十余年の開業医です。ありふれたニキビの患者さんは大学病院には行きません。大学病院は高度な医療を必要とする患者さんが集まるところなので、ニキビの患者さんが受診しても、はじめの治療をしたあとは一般病院に逆紹介されることが多いのです。開業医を10年経験すると、小学校高学年から成人まで幅広い年代でニキビに悩む患者さんがいることを実感します。中には、効果があまり期待できない市販薬に大金を投じている人も少なくありません。市販薬の販売戦略に取り込まれて次々に外用剤を買ったり、病院での治療不信に陥っている患者さんに、ニキビの適切な治療を知っていただくために本書を書きました。本書は、一般の人が理解しにくい医学書のような書き方はしてありません。また、美容皮膚科で行われる高額な自費診療も勧めていません。あくまで保険診療の範囲で、今の症状にはどんな治療が必要なのかを理解してもらうために書いた本です。本書は患者さんのための本ですが、その内容は新人皮膚科医、研修医、他科の一般医など、ニキビを診察する機会のある医師にも知っていただきたい内容です。
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Link updated in 2017
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