長崎幸夫筑波大学教授の研究テーマは、高分子からナノメディシンと呼ばれる、新しい概念の医薬品をつくり出すこと。高分子とはいわゆるプラスチックですが、分子と分子の結合方法を変えたり、ほかの分子を加えることで、さまざまな機能をもたせることができるという特徴があります。これを利用して病気の治療に使える高分子を合成し、医療で活用することが、長崎先生の研究の中心となるテーマです。
さて、長崎先生が取り組む癌や認知症治療のためのナノメディシンは、どこまで完成に近づいているのでしょうか? 高分子によって、将来の医療にどのような可能性が開けるのでしょうか?…
第1章 高分子と医療
第2章 高分子とはどういうものか?
第3章 バイオインターフェイスとは?
第4章 高分子と活性酸素
第5章 期待される高分子薬
第6章 DDSを越えるナノメディシン、RNP
第7章 RNPは、医薬品以外でも大きな可能性がある
第8章 さらに可能性を広げるインジェクタブルゲル
第9章 将来に向けた可能性
第10章 ナノメディシンの実用化に向けた取り組みと将来のビジョン
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