Fourier series expansion method (Japanese Edition)

　電気回路におけるフリーエ級数展開は電気回路において主な教育分野となりにくいためか，例題が少なく，しかも例題の解答は省略されているところが多く，理解に苦しむことが多くあります。
　そこで，基本的な例題を途中の解答を省略することなく計算することによって，フーリエ級数展開の理解を進めることができる内容としました。また，検算のために，第1000項まで計算した結果を掲載しており，この計算結果が正しいことが分かります。昔の人は，このような計算結果をどのように確かめたのでしょう？
　ところで、フランス出身のフーリエ（男爵です）さんが活躍した1800年頃は、フランス革命やナポレオンが活躍した激動の時代で、ラグランジュポイントのラグランジュさんが師匠でラプラス変換のラプラスさんやオームの法則のオームさん、電流の単位で名前の残るアンペールさんなどが業績を残した時代です。マクローリン展開やテイラー展開、フーリエ級数は近似関数を求める手法ですが、現代の工学にはなくてはならないものとなっています。(式が見られない現象が、まだあるようですので、リフロー形式をやめて、固定形式にしました。)