徳川家創業史を扱った『改正三河後風土記』!
遠く清和源氏の源義家から三河の松平本宗家、そして徳川家康の一代を将軍宣下まで描く。徳川家康および家臣団の活躍を中心に詳しく記される。
成島司直(1778-1862)は江戸後記の儒者。徳川実紀などを編纂した史書のプロだが、これも幕命により、世間に流布している『三河後風土記』を改訂してつくった。成島によると原本は家康直臣の平岩親吉ということになっているが、実は仕官を狙った京都の浪人沢田源内が先祖の活躍を騙るために作った数部の偽書の一つであるという。しかし全体を捨てずエピソードはのこし、沢田が偽書作成当時参照できなかった書物などによっておかしいところを改訂したので「改正」を冠する。
明治17年に史籍集覧の近藤瓶城によって活字化され、さらに金松堂によって分版出版されたが、そのとき尾形月耕(1859-1920)の挿画がつけられた。その後早稲田大学出版部によって『通俗日本全史』『物語日本史大系』が出版されたとき「三河後風土記」としてそのテキストが流用された。君見ずや出版は『物語日本史大系』「三河後風土記」の画像に尾形月耕の挿図を適宜挿入するという趣向で復刻した。
底本 (すべて国会図書館デジタルコレクションより)
『物語日本史大系』第9,10,11巻 早稻田大學編集部,昭和3年(1928)
成島司直『改正三河後風土記』上下 金松堂、明治19年(1886)
(目次の一部を掲載)
例言 早稲田大學出版部
德川氏系譜
年表
序 成島司直
凡例
撰者考
引用書目
上 目録
(挿画) 徳川家康
(挿画) 井伊直政
(挿画) 本多忠勝
(挿画) 榊原康政
(挿画) 酒井忠次
(挿画) 岡崎城之圖
(挿画) 天海僧正
巻第一
- 淸和天皇御宇の事
- 貞純親王の事
(省略)
巻第七
- 神君御官位次第の事
- 尾州蟹江城攻七本鎗 附 神君御元服の事
- 駿州石打 附 大河内孕石の事
- 三州日近城軍 附 同國福谷砦合戰 竝 神君御歸城の事
- 三州寺部廣瀨擧母坪伊保軍の事
- 尾州石が瀨合戰 附 科野城軍松平信一夜討の事
- 信康君御誕生 附 是の字占の事
- 織田信長諸城に兵を籠る事
- 大高城兵粮入の事
- 大高城兵粮入の圖
- 今川義元尾州發向 附 鷲津丸根落城の事
- 信長出陣 竝 熱田社願書の事
- 桶狹間合戰 附 今川義元討死の事
- (挿画) 桶狹間の合戦に今川義元討死の圖
- 神君大高城御退去の事
- 岡部長敎刈屋城攻 竝 鳴海城軍の事
- 久松子供に松平氏を賜ふ事
- 三州拂楚坂軍 附 沓掛放火の事
- 石瀨沓掛十八町寺部擧母長澤鳥屋根軍の事
- 本多一黨由緒の事
巻第八
- 石瀬再戰 附 中島軍の事
- 德川織田兩家御和睦の事
- (挿画) 德川織田和睦両公御對面の圖
- 今川氏眞使者 竝 御返答の事
- 松平大炊助好景討死 附 本多彦三郎廣孝藤浪畷高名の事
- 吉良義昭降參 附 酒井正親本多廣孝恩賞市場殿荒川家許嫁之事
- 長澤落城の事
- 西郡落城鵜殿長照生擒 附 信康君人質替の事
- 三州小坂井軍 附 井伊萬千代の事
- 今川家風衰廢
- 附 奥山修理亮嵩山籠城 竝 五本松落城の事
- 赤坂軍 附 神君諱改の事
- 三州一向宗一揆蜂起の事
- 御家人與力一揆の事
- 吉良荒川櫻井等叛逆 附 戸田回忠の事
- 岡崎忠義勇士 附 野羽落城の事
- 作岡大平合戰 附 馬場討死の事
- 上郷城攻 附 鵜殿兄弟討死の事
- 大善坂軍 附 上和田合戰の事
巻第九
- 三州八面合戰の事
- 岡崎斥候敗走 附 矢田作十郎討死の事
- 一揆等降參の事
- 三州平均 附 厭離欣求御旗の事
- 戸田重貞謀を以て人質を奪う事
- 吉田城下軍の事
- 一宮後詰の事
- 小原鎮實吉田開城の事
- 田原五油落城の事
- 牧野等國士降參 附 三奉行の事
- 寺部上野城攻附飯尾豐前守の事
- 法藏寺由緒 附 寺門額の事
- 三好松永將軍義輝卿を弑する事
- 牧野家督 附 神君御叙爵 竝 足利義昭諸國經歴之事
- 信康君御定婚 附 今川家踊流行之事
- (挿画) 今川家躍り流行し其士民餘念なき圖
- 武田信玄嫡子義信を誅す 附 織田武田結婚之事
- 義榮朝臣將軍宣下 附 堀川宇津山城攻 竝 武田信虎隱謀の事
- 織田信長足利義昭の命に應ずる事
- 松平勘四郎信一加勢の事
- 織田勢岐阜出陣の事
巻第十
- 近江國箕作和田山落城 附 松平勘四郎信一勲功の事
- 佐々木六角父子觀音寺城退去 附 蒲生氏郷の事
- 義昭朝倉を催促す 附 六角代々不臣の事
- 義昭上洛の事
- 青龍寺落城 附 信長紹巴連歌の事
- 攝州処々軍の事
- 義昭將軍宣下 附 信長歸國の事
- 武田信玄駿州を襲奪 附 今川氏眞掛川に走る事
- (挿画) 足利義昭将軍宣下の圖
- 駿府城燒滅 附 今川將士落着の事
- 信玄久能城を築く事
- 遠州井伊谷刑部落城 附 奥平由緒の事
- 秋山伯耆守敗走 附 寺島甫庵禁獄の事
巻第十一
- 北條武田對陣の事
- (挿画) 北條武田對陣の圖
- 久野宗益等没落の事
- 天王山夜討 附 掛川城攻の事
- 掛川城邊砦を設く 附 濱名氣賀都築諸城の事
- 掛川城再攻の事
- 神君御班軍 附 堀江堀川兩落城の事
- 今川氏眞掛川を出て小田原に赴く事
- 山縣三郎兵衞昌景狼藉 附 天方飯田落城の事
- 駿府營作 附 河鳴嶋洪水武田勢敗走の事
- 大樹寺御條目 附 久野宗能加恩の事
- 武田北條三増峠軍 附 蒲原落城の事
- 信玄再び駿府を奪う 附 岡部阿部の事
- 松平康俊逃歸るの事
巻第十二
- 神君濱松御在城 附 花澤城合戰の事
- 小原三浦父子害に逢うの事
- 織田德川兩公上洛 附 越前手筒金ヶ崎軍の事
- 金ヶ崎退口 附 信長野州軍 竝 千草越の事
- 姉川合戰の事
- 横山落城 附 佐和山城攻の事
- 上杉謙信通信附信康君元服 竝 大風の事
- 野田福島軍 附 本願寺の事
- 宇佐山軍 附 德川家加勢江州に赴く事
- 江州堅田軍坂井右近討死 附 朝倉淺井和睦の事
- 北條氏病歿 附 今川氏眞濱松に迯る事
- 織田信長江州諸城攻の事
- 山門燒討の事
- 三遠所々合戰の事
- (挿画) 織田信長比叡山を燒討にす
巻第十三
- 神君大井川御巡見 附 信玄姦謀の事
(省略)
巻第二十七
- 韮山城再戰の事
- 堀秀政陣中病死 附 伊達南部岩城津輕等參陣の事
- 忍城攻の事
- 忍城再戰の事
- 忍城水攻石田失策の事
- (挿画) 忍城水攻の圖
- 成田降參 附 忍城開退の事
- 松田隱謀露顯の事
- 井伊直政篠曲輪勲功の事
巻第二十八
- 武州八王子城軍 附 中山武勇の事
- 小田原城和議の事
- 秀家氏房對面 附 氏直降參の事
- 美濃守氏規講和の事
- 小田原城開退 附 韮山城退去の事
- 氏政氏輝自殺 附 氏直高野山に赴く
- (挿画) 氏政氏輝自殺の圖
- 神君江戸御入城 附 諸將賞罰の事
(省略)
巻第三十八
- 神君江戸御出馬の事
- 大津城攻の事
- 宗庵肩衝由來の事
- (挿画) 大垣の城に三成討死を決し宗庵に再び肩衝の釜を返す
- 加藤嘉明諫言忠吉朝臣陣替の事
- 脇坂小川朽木等通欵の事
- 株瀨川軍の事
- 毛利秀元南宮山陣本多忠勝評論の事
- 島明石歸陣 附 島津軍議の事
- 秀家三成等大垣を出關ヶ原に赴くの事
巻第三十九
- 大須賀忠政 竝 坂部久世嚴命 附 軍中日取の事
- 關ヶ原諸手物見の事
- 關ヶ原御陣備 附 先手合戰の事
- 忠吉朝臣高名 附 本多父子勇戰の事
- (挿画) 関ヶ原の大戦に忠吉初陣して松浦三郎兵衞を討取る
- 諸手決戰 附 金吾黃門裏切の事
- 大谷平塚戸田討死 附 西軍敗走の事
- 諸書御本陣參謁の事
巻第四十
- 佐和山落城の事
(省略)
巻第四十二
- 大友義統擒に就く 附 安岐富來の事
- 黒田島津船軍 附 富來落城の事
- 加藤淸正宇土城攻の事
- 鍋島本領安堵 附 鍋島立花江上合戰の事
- 香春小倉柳川山下開城 附 立花始末の事
- 中川伊東歸順 附 如水進退節を全うすの事
- 上杉最上畑谷長谷堂上野山合戰の事
- 戸澤六郷秋田等の事
- 諸將恩賞の事
- 上杉伊達合戰の事
- 上杉佐竹岩城降參 附 蒲生封を益すの事
- (挿画) 家康將軍宣下諸侯参賀の圖
- 神君將軍宣下の事
(挿画) 德川親氏
(挿画) 德川秀忠公
(挿画) 天下安静江戸繁昌之圖
(挿画) 大久保彦左エ門
下 奥付
後記 君見ずや出版
遠く清和源氏の源義家から三河の松平本宗家、そして徳川家康の一代を将軍宣下まで描く。徳川家康および家臣団の活躍を中心に詳しく記される。
成島司直(1778-1862)は江戸後記の儒者。徳川実紀などを編纂した史書のプロだが、これも幕命により、世間に流布している『三河後風土記』を改訂してつくった。成島によると原本は家康直臣の平岩親吉ということになっているが、実は仕官を狙った京都の浪人沢田源内が先祖の活躍を騙るために作った数部の偽書の一つであるという。しかし全体を捨てずエピソードはのこし、沢田が偽書作成当時参照できなかった書物などによっておかしいところを改訂したので「改正」を冠する。
明治17年に史籍集覧の近藤瓶城によって活字化され、さらに金松堂によって分版出版されたが、そのとき尾形月耕(1859-1920)の挿画がつけられた。その後早稲田大学出版部によって『通俗日本全史』『物語日本史大系』が出版されたとき「三河後風土記」としてそのテキストが流用された。君見ずや出版は『物語日本史大系』「三河後風土記」の画像に尾形月耕の挿図を適宜挿入するという趣向で復刻した。
底本 (すべて国会図書館デジタルコレクションより)
『物語日本史大系』第9,10,11巻 早稻田大學編集部,昭和3年(1928)
成島司直『改正三河後風土記』上下 金松堂、明治19年(1886)
(目次の一部を掲載)
例言 早稲田大學出版部
德川氏系譜
年表
序 成島司直
凡例
撰者考
引用書目
上 目録
(挿画) 徳川家康
(挿画) 井伊直政
(挿画) 本多忠勝
(挿画) 榊原康政
(挿画) 酒井忠次
(挿画) 岡崎城之圖
(挿画) 天海僧正
巻第一
- 淸和天皇御宇の事
- 貞純親王の事
(省略)
巻第七
- 神君御官位次第の事
- 尾州蟹江城攻七本鎗 附 神君御元服の事
- 駿州石打 附 大河内孕石の事
- 三州日近城軍 附 同國福谷砦合戰 竝 神君御歸城の事
- 三州寺部廣瀨擧母坪伊保軍の事
- 尾州石が瀨合戰 附 科野城軍松平信一夜討の事
- 信康君御誕生 附 是の字占の事
- 織田信長諸城に兵を籠る事
- 大高城兵粮入の事
- 大高城兵粮入の圖
- 今川義元尾州發向 附 鷲津丸根落城の事
- 信長出陣 竝 熱田社願書の事
- 桶狹間合戰 附 今川義元討死の事
- (挿画) 桶狹間の合戦に今川義元討死の圖
- 神君大高城御退去の事
- 岡部長敎刈屋城攻 竝 鳴海城軍の事
- 久松子供に松平氏を賜ふ事
- 三州拂楚坂軍 附 沓掛放火の事
- 石瀨沓掛十八町寺部擧母長澤鳥屋根軍の事
- 本多一黨由緒の事
巻第八
- 石瀬再戰 附 中島軍の事
- 德川織田兩家御和睦の事
- (挿画) 德川織田和睦両公御對面の圖
- 今川氏眞使者 竝 御返答の事
- 松平大炊助好景討死 附 本多彦三郎廣孝藤浪畷高名の事
- 吉良義昭降參 附 酒井正親本多廣孝恩賞市場殿荒川家許嫁之事
- 長澤落城の事
- 西郡落城鵜殿長照生擒 附 信康君人質替の事
- 三州小坂井軍 附 井伊萬千代の事
- 今川家風衰廢
- 附 奥山修理亮嵩山籠城 竝 五本松落城の事
- 赤坂軍 附 神君諱改の事
- 三州一向宗一揆蜂起の事
- 御家人與力一揆の事
- 吉良荒川櫻井等叛逆 附 戸田回忠の事
- 岡崎忠義勇士 附 野羽落城の事
- 作岡大平合戰 附 馬場討死の事
- 上郷城攻 附 鵜殿兄弟討死の事
- 大善坂軍 附 上和田合戰の事
巻第九
- 三州八面合戰の事
- 岡崎斥候敗走 附 矢田作十郎討死の事
- 一揆等降參の事
- 三州平均 附 厭離欣求御旗の事
- 戸田重貞謀を以て人質を奪う事
- 吉田城下軍の事
- 一宮後詰の事
- 小原鎮實吉田開城の事
- 田原五油落城の事
- 牧野等國士降參 附 三奉行の事
- 寺部上野城攻附飯尾豐前守の事
- 法藏寺由緒 附 寺門額の事
- 三好松永將軍義輝卿を弑する事
- 牧野家督 附 神君御叙爵 竝 足利義昭諸國經歴之事
- 信康君御定婚 附 今川家踊流行之事
- (挿画) 今川家躍り流行し其士民餘念なき圖
- 武田信玄嫡子義信を誅す 附 織田武田結婚之事
- 義榮朝臣將軍宣下 附 堀川宇津山城攻 竝 武田信虎隱謀の事
- 織田信長足利義昭の命に應ずる事
- 松平勘四郎信一加勢の事
- 織田勢岐阜出陣の事
巻第十
- 近江國箕作和田山落城 附 松平勘四郎信一勲功の事
- 佐々木六角父子觀音寺城退去 附 蒲生氏郷の事
- 義昭朝倉を催促す 附 六角代々不臣の事
- 義昭上洛の事
- 青龍寺落城 附 信長紹巴連歌の事
- 攝州処々軍の事
- 義昭將軍宣下 附 信長歸國の事
- 武田信玄駿州を襲奪 附 今川氏眞掛川に走る事
- (挿画) 足利義昭将軍宣下の圖
- 駿府城燒滅 附 今川將士落着の事
- 信玄久能城を築く事
- 遠州井伊谷刑部落城 附 奥平由緒の事
- 秋山伯耆守敗走 附 寺島甫庵禁獄の事
巻第十一
- 北條武田對陣の事
- (挿画) 北條武田對陣の圖
- 久野宗益等没落の事
- 天王山夜討 附 掛川城攻の事
- 掛川城邊砦を設く 附 濱名氣賀都築諸城の事
- 掛川城再攻の事
- 神君御班軍 附 堀江堀川兩落城の事
- 今川氏眞掛川を出て小田原に赴く事
- 山縣三郎兵衞昌景狼藉 附 天方飯田落城の事
- 駿府營作 附 河鳴嶋洪水武田勢敗走の事
- 大樹寺御條目 附 久野宗能加恩の事
- 武田北條三増峠軍 附 蒲原落城の事
- 信玄再び駿府を奪う 附 岡部阿部の事
- 松平康俊逃歸るの事
巻第十二
- 神君濱松御在城 附 花澤城合戰の事
- 小原三浦父子害に逢うの事
- 織田德川兩公上洛 附 越前手筒金ヶ崎軍の事
- 金ヶ崎退口 附 信長野州軍 竝 千草越の事
- 姉川合戰の事
- 横山落城 附 佐和山城攻の事
- 上杉謙信通信附信康君元服 竝 大風の事
- 野田福島軍 附 本願寺の事
- 宇佐山軍 附 德川家加勢江州に赴く事
- 江州堅田軍坂井右近討死 附 朝倉淺井和睦の事
- 北條氏病歿 附 今川氏眞濱松に迯る事
- 織田信長江州諸城攻の事
- 山門燒討の事
- 三遠所々合戰の事
- (挿画) 織田信長比叡山を燒討にす
巻第十三
- 神君大井川御巡見 附 信玄姦謀の事
(省略)
巻第二十七
- 韮山城再戰の事
- 堀秀政陣中病死 附 伊達南部岩城津輕等參陣の事
- 忍城攻の事
- 忍城再戰の事
- 忍城水攻石田失策の事
- (挿画) 忍城水攻の圖
- 成田降參 附 忍城開退の事
- 松田隱謀露顯の事
- 井伊直政篠曲輪勲功の事
巻第二十八
- 武州八王子城軍 附 中山武勇の事
- 小田原城和議の事
- 秀家氏房對面 附 氏直降參の事
- 美濃守氏規講和の事
- 小田原城開退 附 韮山城退去の事
- 氏政氏輝自殺 附 氏直高野山に赴く
- (挿画) 氏政氏輝自殺の圖
- 神君江戸御入城 附 諸將賞罰の事
(省略)
巻第三十八
- 神君江戸御出馬の事
- 大津城攻の事
- 宗庵肩衝由來の事
- (挿画) 大垣の城に三成討死を決し宗庵に再び肩衝の釜を返す
- 加藤嘉明諫言忠吉朝臣陣替の事
- 脇坂小川朽木等通欵の事
- 株瀨川軍の事
- 毛利秀元南宮山陣本多忠勝評論の事
- 島明石歸陣 附 島津軍議の事
- 秀家三成等大垣を出關ヶ原に赴くの事
巻第三十九
- 大須賀忠政 竝 坂部久世嚴命 附 軍中日取の事
- 關ヶ原諸手物見の事
- 關ヶ原御陣備 附 先手合戰の事
- 忠吉朝臣高名 附 本多父子勇戰の事
- (挿画) 関ヶ原の大戦に忠吉初陣して松浦三郎兵衞を討取る
- 諸手決戰 附 金吾黃門裏切の事
- 大谷平塚戸田討死 附 西軍敗走の事
- 諸書御本陣參謁の事
巻第四十
- 佐和山落城の事
(省略)
巻第四十二
- 大友義統擒に就く 附 安岐富來の事
- 黒田島津船軍 附 富來落城の事
- 加藤淸正宇土城攻の事
- 鍋島本領安堵 附 鍋島立花江上合戰の事
- 香春小倉柳川山下開城 附 立花始末の事
- 中川伊東歸順 附 如水進退節を全うすの事
- 上杉最上畑谷長谷堂上野山合戰の事
- 戸澤六郷秋田等の事
- 諸將恩賞の事
- 上杉伊達合戰の事
- 上杉佐竹岩城降參 附 蒲生封を益すの事
- (挿画) 家康將軍宣下諸侯参賀の圖
- 神君將軍宣下の事
(挿画) 德川親氏
(挿画) 德川秀忠公
(挿画) 天下安静江戸繁昌之圖
(挿画) 大久保彦左エ門
下 奥付
後記 君見ずや出版