この本は、前編と後編とからなります。
前編には総論を、後編には各論を収録しています。
またこの本は、月刊誌『近代中小企業』 (中小企業経営研究会)の二〇一五年3月号から7月号に連載した「産業財産権制度の知識と活用法」の記事をベースに必要な加筆修正を加えたものです。
また、同雑誌には掲載しなかった記事も若干加えました。
本書は、「企業の特許部門の部員が知っていること」のタイトルの通り、企業の特許部門の産業財産権に関する知識を書きました。
そんなに難しいことは書いていません。
たとえば、後編では「なぜ特許出願をするのか等といった、誰もが興味を持てる基本的なテーマに対する私なりの回答を書いています。
したがって、特許部門の無い中小企業の経営者等に気楽に読んでいただけたらと思っています。
また、長年特許業界で働く人に前記の基本的な問いを投げかけてみると、意外なまでに口ごもる傾向にあります。
そこで、企業の特許部門の部員にも今一度、基本的なテーマを考える機会を与えるきっかけになれば幸いです。
もちろん私の回答が完璧ではありません。
各々補充してください。
なお、「企業の特許部門の部員」といっても、その知識レベルはまちまちであるため、難しいと感じられる記事もあるかと思います。
理解が困難と言われる産業財産権についての知識を少しでも深めていただけれは幸いです。
Este sitio es seguro
Usted está en un sitio seguro, habilitado para SSL. Todas nuestras fuentes son constantemente verificadas.