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    otokonokaigo (Japanese Edition)

    Por Takenaga Mutsuo

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    Acerca de este libro electrónico

    ■概要

    本書は1998年に法研より出版された、

    男の介護 48歳サラリーマンの選択
    竹永睦男[著]
    樋口恵子+堀田力[監修]

    を底本にしております。
    原文を極力変えずに、このたび電子版として出版するものです。

    ■著者まえがきより

    「ありがとう」という声をかけてもらえることが、どれほどうれしいことか、そう言ってくれる人がどれほど少ないか私はこの経験を通じて初めて知りました。多くの人が今でも「がんばれ」と言います。この「がんばれ」という言葉が、介護の現場ではどれほど無責任に聞こえることか。私は今なら、介護を背負った主婦が世間に向ってナイフを振りまわしたくなる気持ちがわかる気がします。でも一方で「おじいちゃん元気?」とか、「おばあちゃんは大丈夫ですか」という声さえもかけられないその気持ちもわかってしまうのも事実です。
     一度、心優しい感情を見せてしまったら、ズルズルッと地獄の闇に引きずりこまれそうな恐怖が介護にはあります。べったり二四時間、三六五日、ぬれ雑巾がからだにはりついてくるような怖れ。年老いて動けなくなって、全体重を支えてあげないと車イスに移ることもできない老身を「ぬれ雑巾」にたとえるのは申し訳ないけれど、そうなっても人間は生きようとする。あるいは死ぬことができない。
     そんな介護現場からはできたら、遠ざかっていたいと思うのが人間というものかもしれません。それに何より生理的に嫌ってしまう。生理が受けつけない。これは「介護の3K」と言われる「暗い」「汚い」「臭い」というイメージがつきまとっているからでしょう。自分の実の親でも耐えられないのに、ましてや義理の親の、「ババッチイ」のにつきあいたくはないというのが本音でしょう。
     むろん、私たちを介護から遠ざかっていたい気持ちにさせる一番の理由は経済的な事情でしょう。私にも、学生の息子や失業中の娘など三人の子どもがいます。バブル期に買ってしまった住宅のローンも膨大なものがあります、「親のこととはいえ、家族の生活を犠牲にはできない」という意見は妥当なものだと思います。
     「……だから」と、私はこの本で言いたいのです。介護は、一人でやってはいけない。みんなで分け合ってやっていかなければ、みんなが辛くなる仕事だと。今、一人で「がんばらない介護」が必要なのです。
     みんな、というのは狭い意味では家族全員、兄弟全員ということです。広い意味では地域システムとか、社会の制度でということです。二年間の経験で、ますますこう考えるようになったのですが、介護は家族の力だけで完結させることはできません。家族の中の誰か、心優しい娘か嫁かに押しつけておいてすむ作業ではないし、兄やら弟に「財産を全部やるから面倒みてくれ」といった性格のものではなくなってきています。それでは、献身的に動いた者から順番に、老身のすがる気持ちを振り切ることができなかった者から順番に、次々と「犠牲者」を生み出すのです。
     家族介護がかかえている介護地獄という危機は、もっと大きな枠組みで、地域や社会システムでとらえていかなければならない仕事として、高齢社会に生きる私たち一人ひとりが今こそ考えるべき問題です。
     幸いなことに、私が介護に直接かかわるようになった二年半前よりも、この課題は大きく前進しています。新ゴールドプランにもとづく介護保険が制度化されたのは、さまざまな問題を含んでいるとはいえ、介護に対する新しい考えを社会に創りあげていくパワーになると思います。
     この法律が国会を通過する前後から、マスコミが精力的に介護問題を「社会システムとして」とらえるようになってくれました。まだまだ私たちの国は見捨てたものではないのです。
     むしろ社会の実際に合わなくなってきているのは、私たち一人ひとりの頭の中です。「親孝行したくても親はなし」とか、「やっぱり息子の愛情が一番」とか、旧来の考えで介護をとらえている限り、旧来の対策しか生まれてきません。
     旧来の考えは、介護の現場を見ていない頭でっかちで、自分では手を下さない人の口上にすぎないと思います。さらに言えば、定年後の自分の人生を「余生」と考えているような人の発想です。
     なぜなら、このような考えの人は、老身の人を見てもまた「余生を生きているだけ」と思うのでしょうから。「人生五〇年」の信長の時代なら、戦い終わって余生という考えもあり得ましょう。
     しかし私たちは、八十歳になっても、九十歳になっても生き続ける社会に生きています。「老い」とどのようにつきあうか、「老い」をどう生きるか一刻も早く新しい考え方を生み出さなければならない社会に生きているのです。
     「……だから」という私のこの考えを、私の妻と、私が二五年勤めてきた会社は了解してくれました。その会社の企業コンセプトは、「サクセスフル・エイジング」(よりよく生きる)という思想です。私のこの二年間の生活と態度は、妻とその会社の支えと思想によって成り立ちました。
     一刻も早くよりよい「老い」を共有していけるように願って、この本を書きすすめてみようと思います。

    ■電子版出版社より
    1998年に書かれた本ながら、その内容に古さをまったく感じないことに驚かされます。

    ときは経っていても、私たちの社会が介護に向き合い、課題としている根底的なテーマは、さほど変わっていないのかもしれません。

    自らの親の介護を通じて、サラリーマンとフリーランス、東京と鹿児島、期待と現実、応援と批判など、文字通り両極の間を行き来する体験が、平易な文章で語られています。

    具体的な在宅介護のコツや、介護を「プロデュース」するといった興味深い切り口などは著者ならではの特別な体験として読むこともできますが、決して成功事例を自慢げに披露する内容ではありません。

    むしろ、親の介護という最も身近な人との人間関係に、あえてとことん踏み込み、ときに悩み抜く体験だったことが、行間から伝わります。

    時を経ても色褪せることなく、私たちのだれもが普遍的にもっている人とのつながりや親とのかかわりの、もどかしさと素晴らしさを、一緒に体験させてくれる本です。
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